分類 / 不安
2011年10月26日

他人に操られる人

「怒りっぽい人」ほど、他人に操られやすい。
わざと怒らせて、本音を言わせる。
わざと怒らせて、自滅させる。
わざと怒らせて、笑いものにする。
「怒りっぽい人」を手玉にとるのは簡単だ。

「他人の賞賛を求める人」も、操られやすい。
うまくおだてて、利用する。
うまくおだてて、油断させる。
うまくおだてて、恥をかかせる。
「賞賛を求める人」を口車に乗せるのは簡単だ。

すぐに怒る人、他人の賞賛を求める人は、「私を煮るなり焼くなり好きにしてください」と言っているようなものだ。
自分の感情を抑制できる人、自分の価値を自分で認められる人は、そうたやすく他人に操られはしない。

(文・たかたまさひろ)
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2011年10月13日

変わらないものはない

私たちは、毎日を心穏やかに過ごしたいと願う。
そして、心穏やかに過ごすためには、「安定」が必要だと考える。
しかし実は、安定を求めれば求めるほど、心は不安定になるものなのだ。

仕事や財産を失いたくない。
恋人に嫌われたくない。
いつまでも健康でありたい。

与えられたものを「当然」とみなし、それを失えば「不幸」と嘆く。
得たものはいずれ失うのだから、これでは不幸になる宿命を自らに課しているも同然である。

「世の中で、変わらないものはない」
心穏やかに過ごすには、この事実を受け入れるしかない。
「失った」のではなく、「変わった」のだ。
変化を受け入れたくないというなら、時間を止めるしかない。

毎日、新しい人生を生きるつもりで過ごそう。
昨日までに得たものは一度ご破算にして、今日、新しく生まれ変わったと考える。
はじめから与えられていたものは、まるまる儲けものだ。
何かを得ても、今日かぎりだと思えば、執着心も生まれない。
一日一日、「今あるもの」のありがたみを噛みしめながら生きる。
嫌なこと、悲しいことがあっても、今日かぎり。明日からはまた新しい人生が始まる。

一生を80年とすれば、およそ3万通りの人生を経験できることになる。
変化を受け入れ、楽しもうじゃないか。

(文・たかたまさひろ)
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2011年09月13日

メンツというやっかいなもの

人間関係に気を遣いすぎて疲れ果てたとき。
さまざまな悩みが頭の中を駆け巡ってパンクしそうになったなら、一度それらを大胆に捨て去って、すっきり整理してみよう。
人間関係で気をつけるべきことは、一言でいってしまえば、「他人のメンツをつぶさないこと」。
つまり、他人を見くだしたり、ないがしろにしたりするような態度をとらないこと。
これさえ心がけていれば、それほど大きな問題は発生しない。

他人に迷惑をかけてしまったり、他人から嫉妬を受けたり、他人と意見が対立したり……。不本意ながら人の怒りや恨みをかってしまうことは、社会で生きていく上で避けられない。
だが、人はたいていの場合、実際に被った損害に対してというよりも、「気持ちを分かってもらえなかった」「一言もあいさつがなかった」「無神経な言い方をされた」など、メンツをつぶされたことに対して怒っているのだ。
問題そのものは解決できなくても、相手のメンツをつぶさないように気を配ることで、人間関係は大幅に改善されることが多い。

メンツとは、まったくもって、やっかいなしろものだ。
ケガをしないようにと、鉄のよろいを着て歩いているようなものである。多少のケガを覚悟してでも、そんなものは捨て去ったほうが楽になれるし、行動の幅も広がるのに。
メンツが邪魔をして、みすみす実益をふいにしてしまうことは多々ある。

しかし、他人に向かって「メンツなんて捨てなさい」というのは、よけいなお世話だ。それこそ相手のメンツをつぶすことになってしまう。
どんなに腹の立つ相手でも、何を考えているか分からない相手でも、最低限のプライドをもっている。プライドを傷つければ恨みをかう。その当たり前の事実を忘れてはならない。

自分はメンツなどという面倒なものは捨て去り、他人のメンツはつぶさないように気をつける。
これがもっとも賢く、楽な生き方だ。

こちらのメンツをつぶそうとかかってくる相手には、真っ向から立ち向かわずに、さらりと受け身でかわせばよい。
偉そうに自慢したがる相手には、わざとらしいくらいに褒めちぎってやればいい。
高圧的な態度をとる相手には、仰々しくいんぎんに頭を下げておけばいい。
それで何か損をするわけではない。
相手の顔を立て、引き替えに自分は「わずらわしさから解放される」という大きな実利を手にできるわけだ。
相手は重い鉄のよろいを身にまとい、自分は身軽に動き回っている。そう思えば腹も立たない。
ついでに相手もメンツというもののバカバカしさに気づいてくれたら、これほど結構なことはない。

(文・たかたまさひろ)
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