分類 / 迷い
2011年08月14日

胸を張って語れること

右の道を行くか、左を行くか。
選択に迷ったときは、「他人に堂々と胸を張って語れるか」を判断基準にすれば、まず間違いはない。
身近にいる人でも、アイドルでも、スポーツ選手でも、自分の好きな人を想像する。その人に向かって、恥ずかしくて言えないようなことなら、やめたほうがよい。

「胸を張って語れること」を選んだなら、結果が失敗に終わっても、後悔することはないだろう。

(文・たかたまさひろ)
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2011年08月01日

あゝバラ色の人生

いい高校に入れるように、しっかり勉強しなさい。
楽しみは後にとっておいて、いまは我慢しなさい。
将来、あなたにはバラ色の人生が待っているのだから。
いまのうちに苦労しておけば、後でいくらでも楽しめるのだから。

高校に入ったら、いい大学に入れるよう、努力を怠ってはなりません。
大学入学おめでとう。せっかくいい大学に入ったのだから、いい会社に就職できるようにがんばりなさい。

さあ、社会人になりました。もう学生気分は捨てなければなりませんよ。
競争に勝ち残るため、精を出して働きなさい。油断していると、仲間にどんどん先を越されてしまいますからね。

結婚して家族をもったら、教育費や住宅ローンにますますお金がかかります。これからが大変ですよ。何があっても我慢、我慢。
子供が独立したら、老後の生活のために蓄えておきなさい。遊んでいると、きっとのちのち後悔しますからね。

えっ、バラ色の人生はいつ訪れるのかですって?
私そんなこと言いましたっけ?
ええと……天国に行けば、楽しいことばかりですよ。現世では我慢なさい……。

(文・たかたまさひろ)
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2011年07月01日

学問のすゝめ

福沢諭吉の「学問のすゝめ」といえば、冒頭の一文があまりにも有名だ。
『「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言へり』

しかし、これはただ太平楽に「人はみな平等ですよ」と言っているのではない。
重要なのは、後に続く文章のほうだ。これが厳しい。

『「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり』

諭吉は、人は無条件で対等だとは言っていない。学ぶ努力をしない者は愚かだと言い切っている。
愚人か賢人かは、生まれつきのものではなく、各人の努力の度合によって決まるのだということである。
何の努力もせず、義務もはたさず、「平等」という金科玉条を盾に自分の権利だけを主張する人は、愚かな人だと見くだされても仕方がない。

(文・たかたまさひろ)
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