2012年06月04日

不幸の中に幸せがある

人は誰も、悲しいこと、苦しいことから逃れたいと思っている。
では、悲しみや苦しみをいっさい取りのぞけば幸せになれるのかというと、そんなことはない。
何もつらいことがなければ、いたずらに退屈な時間がすぎていくだけのむなしい人生である。
ほしいものがすべて与えられ、何でも思い通りにいくことが幸せではない。

幸せと不幸は、相対的で、たがいに補い合うものである。
苦しくて、悲しくて、どん底にまで落ち込んだとき、ふと一筋の光に希望を見いだすことが、本当の幸せである。
幸せを見つけることは、大量の泥の中から砂金を探し当てるように困難なことかもしれない。
だからこそ、それはまぶしく光り輝くのである。

不幸の中に幸せがある。
不幸があるから、幸せを感じられるのだ。

(文・たかたまさひろ)
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