2012年05月28日

自分を許す

他人に対する怒りや恨みをいつまでも引きずるのは、とりもなおさず、「相手との関係を断ち切れない」ということである。
憎い憎いと言いながら、自らすすんでそんな相手とのつながりをたもち続けているのである。

なぜ怒りを忘れられないのか。他人を批判しているかぎり、自分と向き合うことから逃れられるからである。
「私が毎日イライラして、自分を好きになれないのは、あいつのせいだ」と、不幸の原因を何もかも他人のせいにできるからである。

人を許すことは難しい。
人を許せば、自分を傷つけた相手の行為を認め、自分がすごすごと引き下がったことになってしまう。それでは気持ちがおさまらない。
だが、恨み続けることは、他人に傷つけられたこと以上に、自分で自分を傷つけることになるのだ。

他人を許すのではなく、自分を許そう。
他人と勝負するのではなく、自分に打ち勝とう。

他人に仕返しをしても、何の得にもならない。
しかし、他人を許し、心のとらわれから解放され、毎日を明るく楽しく過ごすことは、自分にとって大きな利益である。
いい意味で「自分さえよければいい」と開き直ろう。
「他人とどう付き合うか」よりも大事なことは、「自分とどう付き合うか」ということだ。
自分と向き合い、自分の幸せを第一に考えよう。

(文・たかたまさひろ)
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