2011年05月05日

不機嫌を受けとらない

いつも不機嫌な人というのがいる。
そういう人は、自分だけが不機嫌であるのが悔しいので、まわりにも不機嫌をまき散らして、他人も巻きぞえにしようとする。
わざと他人を怒らせたり、悲しませたりして、「不機嫌なのは自分だけではない。他人の心だって汚れているじゃないか」ということを確認して、内心ほくそ笑んでいるのだ。

「不幸のおすそ分け」をわざわざご親切に受けとってやる必要はない。
不機嫌な人から嫌なことを言われたり、されたりしたときは、心の中でこう宣言しよう。
「私は、あなたの不機嫌を絶対に受けとりません」

不機嫌な人は、他人が幸せそうにしているのが我慢ならない。だから、何とかして自分と同じ位置にまで引きずり下ろそうとする。
挑発に乗って腹を立てては、それこそ相手の思うつぼだ。

不機嫌をまき散らす人には、あくまで紳士的に、冷静に対応すべきだ。まともに相手にされないことが、もっとも相手が嫌がる反応である。
「私を怒らそうったって、その手にはのりませんよ。イライラしたいなら、一人で勝手にどうぞ」と、素知らぬ顔をしていればいい。

贈り物を受けとらなければ、それは相手のものとなる。
不幸のおすそ分けは、突き返してやればいい。相手がますます自分を嫌いになるだけだ。
「あなたの不機嫌は、あなたのもの。私には関係ありません」という態度が、この上なく効果的な復讐なのだ。

(文・たかたまさひろ)
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