2011年04月21日

一期一会

嫌いな人とは、なるべく会いたくない。
しかし、同僚、親戚、隣近所など、どうしても顔を合わせずにはすませられない人もいる。
なるべくストレスをためずにつき合う方法を考えてみた。

嫌いな人に会わなければならないときは、そのたびごとに「最初で最後の出会い」のつもりで接すればよい。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と言われるとおり、一度人を嫌いになると、その人のやることなすこと何もかもが憎たらしく感じる。
人間、誰でも見習うべき点の一つはあるものだが、「嫌なやつ」というフィルターを通すと、せっかくの長所も見えなくなってしまう。

そこで、毎回はじめて会うつもりで、「この人は、どんな人だろう」とわくわくしながら会ってみる。
「意外にいい人だな」という新しい発見があるかもしれない。「やっぱり嫌なやつだった」となってしまう可能性もなくはないが。

腹が立ったときは、「この人がもし明日死ぬとしたら」と仮定してみよう。
どんなに嫌いな相手でも、「死ぬと分かっていたら、もっと優しくしてあげればよかった」と後になって思うことだろう。たいていの嫌なことは忘れられるものだ。

これは、嫌いな人にかぎらず、すべての人との付き合いにおいて心がけておくとよい。
一期一会。二度とやってこない、この貴重な巡り合わせを大切にしたい。
誰に対しても、一度きりの出会いのつもりで接すれば、心に灯がともるような愛しさを感じられるだろう。

(文・たかたまさひろ)
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