2011年03月31日

敵か味方か

子どものころにどういう大人に囲まれていたかで、他人に対する見方がほぼ決まってしまう。
責められ、見くだされ続けて育った子どもは、「他人は皆、隙あらば自分を攻撃しようと狙っているに違いない」と思い込んでしまいがちだ。
そしてついには、「私は他人に許してもらえなかったのだから、私も他人を許さない」という乱暴で悲しい結論にたどりつく。

しかし、自分が大人になったら、その誤った考えは修正しなければならない。
「子どものころは、世界がせまかった」という事実に気づくべきだ。

誰でも、本当はみんなと仲良くしたいと思っているに決まっている。
人は本来、友好的だ。その裏返しで、仲良くしたいのにできないというもどかしさから攻撃的になってしまう人も中にはいる、というだけのことだ。

「他人はすべて敵。例外的に仲良くしてくれる人もいる」と見るか。
「他人はすべて味方。まれに対立することもある」と見るか。
どちらの見方をするかで、世界はまるきり違って見える。

(文・たかたまさひろ)
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