2011年03月06日

バカにされても

他人にバカにされても腹が立たない方法がある。
はじめからバカなふりをしていればいい。

ことさらに卑下したりおどけたりする必要はない。
無理して賢く見せようとしなけりゃいいだけのことだ。
バカなふりをしていれば、偉ぶっている人のほうがかえって愚かしく見えるだろう。
バカなのはみんなお互いさまなんだから、自分の愚かさを知っている人のほうがまだしも賢いというもんだ。

人をおとしめようとする人間は、どこにでも存在する。
そういう手合いに対して、「私はもっと賢いんだぞ」と抗しても、まったく逆効果だ。
向こうは、「化けの皮をはいでやるぞ」とばかりに、ますますやっきになって人のあら探しを始めるだろう。
バカにされるかされないかが問題なんじゃない。
どちらが偉いかを競い合うこと自体があさはかなんだ。

背伸びをしてつま先立ちしていると、軽く押されただけで倒れてしまう。
腰を落としてどっしり構えていれば、少し押されたぐらいではびくともしないものなんだ。

(文・たかたまさひろ)
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