2011年02月06日

よいもの、悪いもの

高級なステーキも、食べ残してゴミ箱に捨てられた途端、二度と口にできない汚物となる。
尿や便は、自分の体の中で生成されたものなのに、体外に排出されると、見るのも汚らわしい。
好きだった異性も、ふられた後は憎い存在となる。

対象そのものが変化したのではない。自分の見方が変わっただけだ。
独りよがりな価値基準で、損か得か、美しいかみにくいか、敵か味方かを区別している。相手に罪はない。
自分に都合のよい存在だけを認めようとするエゴが、嫌悪となってはね返ってきているのだ。

(文・たかたまさひろ)
このページの上へ