2010年08月10日

重大だが深刻ではない

何か一つのことに情熱を傾けることはすばらしい。
しかし、それが人生のすべてではない。
「それを失えば、人生は終わりだ」というほど重大なものは何もない。

誰かに愛されることは、大きなよろこびだ。
しかし、その人に愛されなかったからといって、自分の値打ちが下がるわけではない。

趣味や仕事に打ち込めば、生きがいを感じるだろう。
しかし、それができない状況となっても、絶望することはない。

人生は一つだが、たった一つのことで人生が決まるわけではない。
一つの幸せを失ったなら、ほかの幸せを探せばよい。
「逃げ道を用意する」のではなく、「自分を無条件に受け入れる」ということだ。

「○○さえ手に入れれば幸せ」という条件つきの幸せは、本物ではない。
「どんな境遇にあっても、自分の価値は変わらない」というしっかりした土台があってこそ、その上を目指すことに意味があるのだ。

何かを手に入れるために懸命に努力することと、たとえ得られなくてもかまわないとあきらめること。
この二つは同じくらいに重要だ。
幸せの形は一つではない。

(文・たかたまさひろ)
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