2010年03月31日

他人に必要とされる人間

「誰かに必要とされる人間になりたい」
と思うこと自体は、悪いことではない。

しかし、「あなたには私が必要でしょう?」と恩を売りつけることは、相手にとってはありがた迷惑だ。
それは、「あなたは私がいなければ生きていけない、弱い人間だ」と見くだすことにもなる。

他人の役に立ちたいと思うことは、間違ってはいない。
ただし、自分もまた、「他人に必要とされることを必要としている」弱い存在であるということを忘れてはいけない。

(文・たかたまさひろ)
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2010年03月28日

分かっているのに

他人の成功を素直に祝福できない。
自分が幸せであるなら、他人の幸せもよろこんであげられるはずなのに。

自分を傷つけた人を許せない。
人を恨んでも、心がすさむばかりで、何の益もないことは分かっているのに。

「頭では分かっているのに、できない」ということがある。
しかし、それは本当にできないことなのだろうか。
自分の判断で「やらない」だけなのではないだろうか。

特殊な能力を要求されること、たとえば、
「百メートルを十秒台で走る」
「歌手になって、レコード大賞をとる」
などは、どんなにがんばったって、到底できるわけがない。

しかし、「人の幸せをよろこぶ」「人の過ちを許す」というのは、そういうたぐいのものとは違って、現実的に不可能なことではない。
本気でやろうと思えば、できることである。
「できない」のではなく、「やらない」のだ。

まず、「頭では分かっているのに」などと、思考と感情が分離しているような言い訳をするのをやめよう。
本当に分かっているなら、やっているはずである。
やらないのは、つまり、「分かっていない」ということなのだ。

妬みたいから、妬んでいるのだ。
怒りたいから、怒っているのだ。
自分の心に潜むみにくさを認めることからはじめなければならない。

自分が努力するよりも、他人をこきおろしたほうが、姑息な優越感がえられる。
自分で楽なほう、得だと思うほうを選んでいる。それが自分の価値観ということである。
「自分で選んでいる」という自覚をもってはじめて、ほかの選択もできるようになる。

自分が心の底から「他人の幸せを祝福したほうが、自分にとっても幸せなことだ」と思えば、できる。
本気で「他人の過ちを許したほうが、自分の心も安らかになれる」と思えば、できる。
今は分かっていないが、きっと分かるときがくる。
未熟な自分を受け入れつつ、少しでも理想に近づけるよう努力していけばいいのだ。

(文・たかたまさひろ)
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2010年03月24日

前向きに生きる

前向きであることはよいことだが、「つねに前向きでなければならない」という強迫観念にしばられるのは、本当の意味で前向きとはいえない。

人間なのだから、ときには(あくまでときには)泣いてもいいし、落ち込んでもいい。
どうしても耐えきれなければ、逃げ出してもいい。

自分の弱さを受け入れることもふくめて、「前向き」ということなんだ。

(文・たかたまさひろ)
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2010年03月15日

はかない人生

人生ははかない。
だから意味がない、というわけではない。
はかない人生だからこそ、つまらないことでくよくよしたりせず、思いきって、力のかぎり駆け抜ければ、それでいいんだ。

どんな人生を送ろうが、死んだらそれで終わり。
何が残るわけでもない。
まわりの人の心に残る?
いや、その人たちだっていずれはいなくなるんだよ。

悩みも、憎しみも、苦しみも、すべては泡と消える。
何が残るわけでもない。
そう、だから、いまを精いっぱい生きるしかない。

(文・たかたまさひろ)
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2010年03月09日

何かを手に入れたら

「○○さえ手に入れたら、幸せになれるのに」

それは幻想である。
たとえ手に入れたとしても、幸せにはなれない。
せいぜい、つかの間の虚栄心がえられるだけである。
そして、またぞろ新たな不満と欲求が生まれるだろう。

いま幸せだと思えなければ、何を手に入れても満足はできないんだ。
幸せとは、空虚な心の穴を埋めるためのものではない。
いまの自分を土台として、少しずつ積み上げていくものなんだ。

(文・たかたまさひろ)
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2010年03月01日

賢い買いもの

フィナンシャルプランナーが、ためになることを言っていた。

「1個200円の商品がある。
3個まとめて買うと、500円。
5個なら800円。
さて、何個買うのが一番お得か」

正解は、「自分が必要なぶんだけ買う」

なるほど。
これは、買いもの以外にも応用のきく考え方だ。
欲ばれば、かえってコストが高くつく。
多すぎず、少なすぎず。
過不足のないことが、豊かということなんだ。

(文・たかたまさひろ)
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